テレワークが定着してきたためWEB会議システムが急速に取り入れられました。
WEB会議に参加する機会も増えたのではないでしょうか。
いままで参加は何度もしてきたけど、
自分で開催するとなると、どのシステムを選べば良いの?
そんな方に向けて、無償アカウントでのWEB会議システムの比較を行いました。
2021年には年間200回以上のWEB会議を実施した会社員であり、ITエンジニアでもある私が、
実際によく利用するシステムから選定していますので、初心者でも最適な会議システムを選べますよ!
ビジネスでよく使われる Web会議システム 5選
大手企業とのやり取りでよく利用するWeb会議システムは以下となります。
- Cisco Webex
- Microsoft Teams
- Zoom
- Google Meet
- Skype
こちらの5システムを抑えておけば、WEB会議に困ることは無いです。
会議相手の有償アカウントの保有状況や、セキュリティの状況を確認したうえで使い分けるとグッドです。
最近は会社側のネットワークで一部ソフトウェアに制限をかけていることも多いため、利用できる会議システムを事前に確認したほうが無難です。
WEB会議システムの比較
ビジネスで利用する上で重要となる項目を、各システムで調べました。
今回の比較では、いずれも無償版のアカウントで調べています。
各項目の解説は以下となります。
- 会議時間(分):一回の会議の最大時間
※1:2名の場合は無制限
※2:1ヶ月で「合計100時間」まで。一日単位ではビデオ通話は「4時間」、音声通話は「10時間」 - 人数(人):最大参加人数
- 背景設定:画面に自分の背後および周囲の様子を写さないようにする設定について
- 録画:会議の録画の可否について
※3:ローカル保存のみ可能。クラウド保存は有料版のみ - パスワード:会議参加時のパスワード設定について
- 会議の予約:会議の予約を行えるか
WEBシステムの詳細について
Cisco Webex
- 無償版でも会議の録画が可能
- セキュリティがしっかりしている
- アプリのインストール無しでも利用可能
- UIが分かりにくい
無償版でも録画ができるのが素晴らしい。
会議参加時のパスワードが設定できるのもナイスです。
また、PCではアプリのインストールが不要なので、セキュリティを重視している官公庁や企業で多く使われている印象があります。
デメリットとしては、慣れれば問題ないのですが、UI(操作方法)が若干わかりづらいです。
セキュリティを高めている影響か動作が若干重いため、通信環境が弱い場合には声の途切れ等が気になる場合があります。
Microsoft Teams
- リアルタイムノイズ抑制(音がクリア)
- セキュリティがしっかりしている
- 利用者が多い
- 無料プランだとサポートを受けられない
Microsoftの製品なので、セキュリティ面がしっかりしており利用者が多い印象です。
アプリも軽いですし、通話・映像の品質も申し分ないです。
困ったらこちらのソフトウェアを選んでおけば良いですね。
また、teamsは「コミュニケーションツール」との位置づけですので、WEB会議以外にも様々な便利な機能が利用できます。
ただし、有償版であることが条件の場合も多々あるので社内での利用に向いているソフトウェアだなとの印象です。
有償版だと利用できる機能
- 会議の予定調整機能
- 会議の録音/録画(レコーディング)
- ファイルストレージの追加
- Officeアプリ(デスクトップ版)での共同編集
Zoom
- 軽い
- 接続が安定している
- 利用者が多い
- セキュリティに懸念がある
個人的にはとても使いやすいので積極的に利用したいのですが、過去に脆弱性の問題があったことからセキュリティに厳しい企業からは敬遠されている印象。
他社の方が会議に参加される場合には、トラブルを防ぐ意味でも、利用に問題がないかを事前に確認してからセッティングしたほうが無難です。
Google Meet
- ブラウザですべての機能の利用が可能
- 会議の参加にもアカウントの登録が必要
アプリが無いため、ブラウザ上ですべて完結できるのが強みです。
参加者の方に事前にインストールしていただく手間が無いことは素晴らしいです。
ただし、会議の参加にはgoogleアカウントが必要となります。
アプリのインストールは不要ですが、参加者にもアカウントを事前に用意してもらう必要があることに注意が必要です。
Skype
- 音質が良い
- 重い
- 画質が荒い
他のWeb会議システムと比較すると格段に音質が良いです。
その代わり、通信のトラフィックが多いのか、参加者が10名を超えると安定しない印象です。
画質についても他の4システムと比較すると画質が粗いと感じます。
顔は問題ないですが、商品の説明等で小さい物を映す必要がある場合には注意が必要です。
WEB会議時にファイルの共有が可能!
ファイル共有は便利だが、セキュリティ面では懸念される。
また、Skypeはファイルの共有が可能なこともポイントです。
プライベートで使う分には便利なのですが、社外の方との打ち合わせでは注意が必要です。
情報漏洩の危険があるため利用が禁止されている会社もありますので、 利用に問題がないかを確認してからセッティングしたほうが無難です。
どのWeb会議システムを選ぶべきか
- Cisco Webex
- Microsoft Teams
オススメは『Cisco Webex』と『Microsoft Teams』!
どちらもセキュリティ面がしっかりしており、音声や映像が安定しているのが素晴らしいですね。
お客様に提案して難色を示すされたことも無いので、どちらかを選んでおけば間違いない印象です。
録画が必要な場合は、無償アカウントで録画が可能である『Cisco Webex』を選びましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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